羽澄光汰

臙脂色の髪は毛先がピョンピョンと跳ねており、常盤色の瞳は常にキラキラと輝いている。異性はもちろん同性も認めるイケメン。本人には顔立ちがよい自覚がない（極めて一般的な顔立ちだと思っている）。
お節介気味なところもあるが人格者である。非常に前向きな人間で大抵のことは笑って済ませてしまえるが、人を故意に傷つける行為には毅然として立ち向かう。痛みを知れ、とげんこつ親父スタイル。ただしあくまで憎むのは『行為』であり、その行為の主体を憎むことはない。性善説で出来ている彼に言わせれば人が悪事を為すのも理由があるからであり、彼の世界に「悪人」は存在しない。
隕石落下災害時、落下地点のすぐ近くにいたようで周辺では唯一の生存者だった。ところが精神的ショックが大きすぎたためか、それまでの記憶を全て無くしてしまう。自分の名前も分からず、家族も名乗り出なかったため施設で災害孤児として過ごしていた。「みんなで食べるおでんの美味しさ」を教えてくれた恩人に会うまでは気に入らないことがあると暴れて物を壊したりする行為があったため、施設も手を焼く児童だった。